年金受給繰り下げ派の落とし穴
年金は65歳から受給開始すると満額で受け取る事が出来ます。
減額して繰り上げ受給する事も、増額して繰り下げる事も選択できます。
アンケートでは、繰り下げ受給を予定している人が多くいるようです。
しかし、健康でいられる年数は長くないのです。
平均寿命だけを考えて受給年齢を考えていると、寝たきりなどになったりして思い描いていた年金生活を送れなくなってしまうかも知れません。
健康寿命とは?
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限される事無く過ごせる期間。
日本人の健康寿命は、平均寿命よりも男性で約9歳、女性で約12歳下回ります。
男性は72.14歳、女性は74.79歳が健康寿命です。

老後の楽しみに年金を使おうと思っていて、健康で無くなってからでは楽しめません。
それを踏まえてか、最近は繰り上げ受給を選ぶ人が増加しています。

医療費の窓口負担が増加予定
75歳以上で年金などの年収が一定額以上の世帯は医療費の窓口負担が2割に増えます。
・単身世帯:200万円以上
・夫婦世帯:320万円以上
の世帯が、2022年度後半から負担が増加します。

これを踏まえて、年金以外の収入がある人は繰り下げ受給を選択するという事も考えられます。
自分の健康状態や収入を考えて受給年齢を検討してみては如何でしょうか?
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